「マオリカービング(Maori Carving)」には牛の骨を使った「ボーンカービング(Bone Carving)」や翡翠を使った「グリーンストーンカービング(Greenstone or Jade Carving)」が一般的なのですが、パシフィックカーバーズの素材は体重350kgを超える大型の鹿から手に入れます。素材自体も大きくなればなるほど入手は困難になります。



Nature's Way…

 パシフィック・カーバーズの手によって作られたこれらの珍しい彫刻は、ニュージーランドに生息している精悍で優美な雄ジカの、自然に生えかわった角から作られています。これらの彫刻を製作するにあたり、動物はいっさい犠牲にされていません。世界に存在する約40種の鹿達は、毎年角の生え変わる唯一の動物なのです。
 新しい鹿の角は約120日で冠のような立派な角に成長し、豊かな「ベルベット」によりコーティングされます。鹿の放牧場では、人道的に医療目的とした特性用ベルベットおよび角を収穫し、その後、残りの基礎部分(一般に「ボタン」と呼ばれる)は毎年早春に抜け落ちます。この鹿角の大きな根元部分を私たちは彫刻の中で素材として使用しています。

訳  仲摩 俊浩